体型ご改善のため、脂肪吸引をするとお決めいただき、 病院へご来院される患者様の中で、 満足のいく脂肪吸引の結果を得たいがために、大量の脂肪を除去する事をご希望される患者様が時々いらっしゃいます。

しかし、このような場合、ぼこぼこしたボディーラインと部分的な皮膚のへこみ、身体のバランスが崩れるなどの結果を招く可能性があり、注意が必要な場合があります。

また、ひどい場合には脂肪吸引再手術を 考慮しなければならないかも知れません。

再手術の場合、最初の手術よりも複雑となり、難易度も高くなることがあるので、正確な手術計画が立てる事が重要です。

したがって、手術前、患者様の体型的特徴、最初の手術の問題点、肌の弾力度合、手術部位の特性を考慮し、バランスの取れた脂肪吸引手術が進むように、きめ細かいデザインを基礎とした手術計画を立てる必要があります。

今日ご説明する患者様は腕脂肪吸引の再手術により、初めての脂肪吸引手術で満足いかなかった二の腕の悩みを解決した方です。

では、ケースチェックにより、変化の度合いを確認してみます。

【患者様情報】

年齢 : 30代前半

職業 : ダンサー

身長 : 152cm

体重 : 62kg

Bmi : 27

*患者様と類似のスペックであっても脂肪吸引手術の結果には差が出る事があります。

こちらの患者様は6年前、他の病院で二の腕の脂肪吸引手術を受けましたが、悪い食習慣の繰り返しにより、リバウンドしてしましました。

たくましい印象を与えてしまう二の腕の贅肉が増えてしまい、ストレスを感じていました。

体型診断の結果、こちらの患者様は

1. 二の腕の筋肉がとても発達している体型。

2. 肌の弾力度合は適度な方。

3. 二の腕の連結部位であるブラライン、脇にも脂肪吸引する脂肪量がある方でした。

よって、患者様に次の様な二の腕の脂肪吸引の再手術プランをご提案しました。

1. 二の腕の脂肪吸引とブララインの脂肪吸引、そして脇部分の脂肪吸引で、上半身のバランスをとりながら、ぶ厚い前腕の贅肉をスリムにする手術を計画しました。

2. ただ、二の腕の筋肉がとても発達している体型でいらっしゃったので、二の腕の脂肪吸引の再手術時に筋肉のラインが目立つことがあり、自然な二の腕のラインを作るために、筋肉と筋肉の境界の間に、脂肪はある程度残し、まっすぐな一字型の二の腕のラインを作る手術の計画をしました。

二の腕の脂肪吸引の再手術前と1ヶ月後に撮影された比較写真です。

（赤色の点線 - 手術前）

[手術部位や脂肪吸引量]

手術部位 : 二の腕、脇、ブラライン

脂肪吸引量 : 1500cc

患者様は二の腕の脂肪吸引の再手術を行うことにより、最大限ボディーラインの改善効果が得られる

上半身に変化がすることを希望されました。

手術1ヶ月目の写真を見れば分かるように、二の腕と連結部位の脂肪吸引を同時に行うことで、上半身のボリュームがかなり軽減された姿を確認することができます。

特に、患者様のお悩みであった二の腕の贅肉で大きく見えた上半身のボリュームが脂肪吸引後、 スリムになられました。

患者様の場合、間違った食習慣の繰り返しにより、リバウンドを繰り返されていました。肥満の場合、

脂肪吸引をした後も、継続した管理が重要です。

肥満は慢性疾患ですので、手術後、最終結果が出るまで後のケアが非常に重要です。

したがって、脂肪吸引の再手術以降、入念な手術後のケアプログラムや圧迫服の着用、そして健康な体の状態を維持するために生活習慣を改善していけば、今よりもっと美しくなるボディーラインへ 変化が可能と予想されるケースでした。