脂肪吸引後に圧迫服を着用する理由は手術部位を圧迫し腫れを最小限に抑え血腫を予防するとともに、手術部位のラインをなめらかに整えるよう手助けする効果があるためです。

しかし、圧迫服着用に対する見解や期間は医師によって異なる場合がありますので 、手術を受ける病院の方針に従って着用するようにしましょう。

当院では手術後3ヶ月の間、ご着用いただくようご案内しております。

ただ、皮膚の弾力が低下していたり皮膚が薄い方は着用期間を平均より2~3ヶ月ほど長く着ていただくことで、より完成度の高い手術結果に繋がります。

【患者様情報】

年齢：30代後半

職業：会社員

身長：159cm

体重：46kg

bmi：18

※同じようなスペックをお持ちでも手術の結果には個人差が生じる場合があります

こちらの患者様はもともと上半身太りな体型で、 洋服を選ぶ時も太い二の腕のせいでストレスを受けていました。

［二の腕脂肪吸引、手術前カウンセリング］

画像内：二頭筋

カウンセリングを行った結果

1. 筋肉量は少なく上半身に脂肪が集中

2. 腕の後ろ側の脂肪が特に多いため手術効果は良いと予想

3. ただ、皮膚の弾力が低下していて手術後二頭筋部分が歪んで見える可能性あり

ということが分かったため、患者様には次のような手術プランをご提案しました。

1. 後ろ側を中心にラインをスリムに改善

2. 皮膚の弾力低下を考慮し二頭筋部分は無理な吸引は避ける

3. 二頭筋の境界部分は脂肪を敢えて若干残し真っすぐなラインを作る

4. 皮膚の弾力低下により周辺のアクセサリー部位の吸引は非推奨

［手術前▶2週間後の経過］

［手術前▶2週間後の経過］ 

［手術前▶2週間後の経過］ 

［手術前▶2週間後の経過］

［手術前▶1カ月後の経過］

［手術前▶1カ月後の経過］

［手術前▶1カ月後の経過］

［手術前▶1カ月後の経過］  

【手術部位及び吸引量】

手術部位：二の腕

吸引量：1200cc

手術後1ヶ月目の経過を見るとバランスよく 、真っすぐなラインに変化したことが分かります。

ただ、手術後2週目頃は皮膚の弾力低下からシワができていました。

こういったケースは手術後皮膚が十分に回復しなめらかな状態になるまで時間がかかる場合があるため、保湿やインディバなどの手術後のケアを自主的に行うことが重要です。