私たちの体に蓄積される体脂肪は臓器を保護し体温を調節するなど重要な役割を果たしますが、過剰摂取された栄養素により必要以上の体脂肪が蓄積されると肥満に繋がります。

人それぞれ脂肪のつきやすい部位は異なりますがダイエットで特定部位の脂肪を落とすことは難しいため、このような部分肥満でお悩みの場合脂肪吸引で解決することができます。

脂肪吸引ケースの分析を通じて特定部位に集中した脂肪を改善していく過程を確認していきましょう。

【患者様情報】

年齢：30代前半

職業：フリーアナウンサー

身長：166cm

体重：46kg

bmi：17

※同じようなスペックをお持ちでも手術の結果には個人差が生じる場合があります

こちらの患者様はもともと痩せ型にも関わらず、二の腕に脂肪が多くストレスを受けていました 。

［二の腕の脂肪吸引、手術前カウンセリング］

カウンセリングを行った結果

1. お肌のトーンが明るめ

2. 皮膚が薄く華奢な骨格をお持ち

3. 腕の筋肉量は少なく脂肪量が多め

4. 副乳、脇にも吸引できる脂肪がある状態

ということが分かったため、患者様には次のような手術プランをご提案しました。

1. 二の腕と繋がる副乳、脇、後ろ脇の吸引も行い全体的にスリムな上半身へと変化 

2. ただ、もともと低体重なため手術後にくらくらしないよう手術前に鉄分剤をしっかり服用いただくこと

3. 皮膚が薄いため手術後に皮膚の色が赤く見える可能性あり、ある程度回復するまでカフェインの摂取は中断していただくこと

［手術前▶2週間後の経過］

［手術前▶2週間後の経過］

［手術前▶2週間後の経過］ 

【手術部位及び吸引量】

手術部位：二の腕、副乳、脇、後ろ脇

吸引量：2,000cc

手術後2週目の経過を見ると痣や腫れ、拘縮が生じる時期にも関わらず、二の腕とその周辺部位のボリュームが整ったことが分かります。

最終的な手術結果を確認できるまではまだ数ヶ月時間がかかりますが、継続的なケアと圧迫服着用、傷跡の治療もしっかり行えばさらに良い結果に繋がると予想されました。

カウンセリング時に追加で吸引が必要な部位のご説明は最善な手術効果を得るためであり、必ず追加すべき部位ではありませんので参考になった上で最終的な手術プランを決めるようにしましょう。